おととひばり

日常と音楽と 言葉にしたいこと

焚吐 リアルライブ・カプセルvol.2

渋谷WWWで行われた焚吐のライブに行ってきた。

渋谷WWWは実は初めて行くライブハウスで、まさかあんなところだとは…

段差があると思ってなかったのでびっくり、段差があることでかなりどの位置からも見やすい。音響もクリアでいい感じだと思う。

 

で、本題。焚吐は私がデビュー当初から大好きなアーティストで、ヤングブラックジャック名探偵コナンなんかのエンディングを担当したりしている。2015年にデビューしたばかりで、2月にファーストアルバムを発売した。

今回の「リアルライブ・カプセルvol.2」はそのアルバムを引っさげての東名阪ツアー。

東京はファイナルで、渋谷WWWは彼がデビューするきっかけになったオーディションの最終審査会場だったらしい。

 

ライブが始まると、のっけからとても気合いのはいったステージング。

日頃のラジオなんかを聞いてるととっても物静かで冷静な人のイメージがあるけれど、ライブともなると大きな声で観客を煽っている。ちなみに私はvol.0からこのライブを見ているけれど、今日が一番声が大きかった。すごい。

彼の魅力と言ったらやっぱり声で、透き通ったハイトーンがマイクを通して会場に響く。その声は以前「ガラスの歌声」なんて言われていた。その通りだとおもう…一度皆さんに聞いてみてほしい。

 

アップチューンの「ハイパールーキー」から始まったライブ。その後立て続けに熱い演奏と煽りで会場をどんどんと一つにしていく。お客さんも圧巻の様子だった。

それもそのはず、彼は本当に「大きく成長して帰ってきた」、という感じだった。

バンドセットでのライブも弾き語りのライブも場数を相当踏んでいるので、vol.0やvol.1の時とはまったく違う、新しい焚吐があちらこちらに垣間見えた。

一言、「かっこいい」。そういうステージングだった。

 

1stシングルのカップリング「子捨て山」やハンドマイクで力強く歌い上げる「クライマックス」などを演奏し、そこからは比較的ゆっくりとした楽曲が続く。

名探偵コナンの主題歌になった「ふたりの秒針」や池袋限定シングル「人生は名状し難い」などを美しく歌い上げ、弾き語りやバンドメンバーとのアコースティックセットでの演奏も披露。これまた焚吐のライブでは新しい試みだろう。

無音の会場に響き渡る歌声にはとても感動した。いろんなものを突き抜けて観客に届くその声は触れたら壊れてしまいそうな繊細さもあり、それでも意思を強く持っている。

優しく繊細で透明感があってそれでいて強くて。もうガラスだ。ほんとにガラス。

 

焚吐のクスッと笑えるMCを経てライブは終盤にさしかかる。

ファンに感謝の気持ちを述べ、「君がいいんです」を演奏。

これは私がアルバムの中で「一曲選べ!」といわれたら「全部名曲ですけど…」って泣きながら挙げる曲。それほど好き。

 

そして原点でもある1stシングル「オールカテゴライズ」で本編が終了した。

後半のエネルギッシュな演奏はファンから手が上がり、自然に手拍子がおきて、コール&レスポンスまで起こった。

 

退場した後もアンコールの声は鳴り止まない。焚吐を呼ぶ声があちこちからきこえた。

再び登場した焚吐は現在「闇芝居」というアニメの主題歌になっている「夢負い人」、そして小学生の頃に作ったという「ティティループ」を演奏。

こちらもとても盛り上がって、大盛況でライブは幕を閉じた。

 

場数を踏んでいるからか、とてもリラックスしつつも真剣に観客と向かい合い、バンドメンバーともさらに息が合っていた。

ファンもそれを受け止め、手拍子や手を挙げるなどアクションでそれを返していく、

その会場の一体感がとても気持ちの良いライブだった。

 

彼のもっともっと成長した姿を見れる日が楽しみだと、強く思った。